こんにちは、乙リーマンです。
今日は私が投資をしていない日本企業について考えてみます。
日本の企業は欧米諸国と比べて文化的に形成された働き方が昔から変わらずに残っています。
それがよいのか悪いのかというのが問題です。
客観的に見て改善の余地があるという部分を見てみましょう
- ワークライフバランスの課題
長時間労働や残業が一般的であり、従業員のワークライフバランスが損なわれることがあります。これはストレスや健康問題を引き起こし、生産性や従業員の満足度に影響を与える可能性があります。 - 上下関係の強さ
日本企業では、上司や年功序列などの階層的な組織文化が強く、意見を述べることがためらわれる環境がある場合があります。これがイノベーションやクリエイティビティを阻害する要因となることがあります。 - 女性活用の課題
日本企業においては、女性の活躍やキャリアアップが進んでいるとは言い難い状況があります。男女の雇用格差や女性管理職の割合の低さなどが課題とされています。 - 国際化への遅れ
グローバル化が進む中、日本企業の一部は国際市場において競争力を持つための柔軟性や国際化戦略の欠如が指摘されています。これにより、海外市場での進出や成長が難しくなる場合があります。 - イノベーションへの積極的な取り組みの不足
日本企業の中には、イノベーションや新しい技術への投資や取り組みが不足しているケースがあります。これが競争力の低下や市場シェアの喪失につながることがあります。
私は年功序列という制度が完全に悪いと思っていません。
年齢が上に人が部下になるという構図を考えると年功序列のほうが日本人には合っているなと思います。
問題は年功序列という制度を利用した職務怠慢が横行してしまうことです。
年功序列を貫いている会社はこの怠慢行為を取り締まることが重要だと思います。
一方、改革をする企業ではJOB型の仕事の進め方を導入していますが、日本人の性質上、年功序列の傾向が強いために管理職が部下個人の能力評価をすることができないという問題があります。
能力を評価できない人が管理職になり、その人の評価で次の管理職が生まれるという連鎖が続き、一向に評価する側の力がつかないという問題があります。
結果的に個人を評価する意味は失われていき、どちらかというと好かれた人が評価されるという思考になってしまうのです。
会社としての仕組みを考えることができない人があまりにも多いため、評価者の能力は低いままなのだと思います。
結果的に日本の企業は衰退していくのですが、国が改革をするために規制を増やすたびに会社の管理が複雑化し、より働きにくい環境ができている側面もあると思います。
規制は労働者に恩恵がある一方で管理職は会社側にはデメリットでしかないのです。
バランスを取るのは難しいですね。
今日も一日、乙かれさまでした。