地球の表面気温が上昇しています。特に過去数十年間において、地球の平均気温が上昇している傾向が顕著に見られます。
具体的には世界の平均気温は100年で0.76℃ずつ上昇していると言われています。
これは平均での値なので、局部的にみると夏場に5℃上がったりすることが発生する可能性があります。
温暖化の影響で、極地や高山地域の氷河が減少しています。氷河の減少は海面上昇の一因となり、沿岸部の浸水や生態系への影響を引き起こします。
アルプス氷河の表面積は1870年に4370平方キロが、2020年には2544平方キロまで減少しています。
このままいくとあと150年くらいで消失しそうな勢いです。
海水温が上昇しています。これにより、海洋生物や海洋生態系に影響を与える可能性があります。
日本の近海でもこの100年で1.28℃も海水温が上昇しているのです。
おかげで南の方にいる魚が北上しており、最近では日本の近海で人食いザメの被害も増えているようです。
また、海水温が上昇するとサンゴが死滅してしまうことがあるため、キレイな砂浜がなくなる危険もあります。
氷河の減少や海水温の上昇により、海水面が上昇しています。これにより、沿岸部の浸水や低地の淡水資源への影響が懸念されています。
海面の上昇は100年で19cm上昇しています。
アメリカの海岸都市では2050年までに水没する地域もあり、深刻な問題となりつつあります。
温暖化により、気象パターンや気候が変動する傾向があります。極端な気象現象や異常気象が増加し、農業や水資源管理などに影響を与える可能性があります。
山火事の多発や大規模化が発生しており、森林そのものが失われている上にさらに温暖化を促進する状況です。
また、集中豪雨やゲリラ豪雨といった異常な降水も増えてきました。
こうした被害により、農作物への悪影響を及ぼす二次被害に広がっています。
地球温暖化を防ぐ
温暖化を防ぐには地球規模で考える必要がありますが、大きくは化石燃料の消費が問題になっています。
化石燃料が便利で簡単に手に入ることから、このライフスタイルを抜け出すことができるのかが重要な分かれ道になる気がします。
発電、自動車、工場などエネルギーとして使用される化石燃料はなくてはならない存在です。
そのエネルギー源を変えられるかどうかということに世界中で研究を進める取り組みが広がっています。
私たち個人にはなにができるでしょうか。
今日も一日、乙かれさまでした。